将来を食い物にする話

おれカネさんのところから。

ゲーム専門学校の実態とその続き(from otsuneさん)を読んで震え上がる。以前もここに書いたけど、ゲームでもアニメでもおもちゃでも、基本的には子供の将来を食い物にしているということでいいのだろうか【残ったかすとはおれカネゴン】。

前に内田樹氏も同じようなことを書いていた。

卒業後「フレンチのシェフになりたい」から料理専門学校に進学したいという相談をしてきた学生がいた。
「料理が得意なの?」と訊いたら
「別に・・・」
ということであった。
料理が得意でも特に好きでもない人間がなぜ…
と不審に思って、ふと「授業料いくら?」と訊いたら「250万円」ということであった。

私たちの時代に「自己の可能性を過大評価したせいで、学校教育から脱落してゆく子どもたち」が大量生産されているのは、子ども自身の愚かさのためだけでなく、「子どもが(たいていの場合はその親も)愚かである」という事実から受益している人々が存在するからなのである。

ゲームの専門学校のほうは「自己の可能性を過大評価」どころじゃなくて、スチューデントアパシーの巣窟というか吹き溜まりみたいな話でなんともすごい。
今の中高生とかの状況ってそんなに閉塞してるもんなんだろうか。