荒川ラン

明日は天気が悪そうなので川越あたりまで行こう、ということになり昼前に出発。小金井街道から黒目川を通って荒川に出る。秋ヶ瀬橋を渡って公園で一休みしさらに北上。しばらく走っていると道端の公園で黄色のコスモスがたくさん咲いているのを発見。ビアンキクロスバイクが二台止まっていた。ちょっと降りて行ってみると自由に摘んでかまわん、と張り紙があったので Y はいくつか摘んでいた。「あたしにはくれないの?」というから、一つその辺の花を摘んで膝をついて捧げてやった。
ちょっと北上して榎本牧場でアイスクリームを食べる。子猫がみーみー言ってそのへんを転がりまわっている。なんでも飼い主がアトピーになったのでここに親猫と一緒に連れてこられたが親猫が家に戻ってきてしまい、子猫だけが取り残されたとか。仕方なく牧場の人が世話をしているという話らしい。全身白いんだけれど額の上というか両耳の間に一刷け灰色の毛が混じっているのがかわいい。
牧舎の方に回ってみると子牛がいた。動物にやたらに好かれる Y はさっそく手だの足だの舐められていた。
さらに北へ。左岸側のサイクリングロードは狭い道がくねくねと曲がっていてきわめて分かりにくいがなぜか黄色いチョークで矢印が書いてある。何かサイクリング大会でもあったのか。この矢印をを辿ってなんとか走っていった。しかしこれは目印がないと絶対同じところは走れないな。ところどころ脇の田んぼから水が染み出ていてダウンチューブが泥だらけになる。
おまけにしばらく走っていくと道がダートになった。矢印はそのダートの方向を指しているのでおっかなびっくり数百メートル走ったらまたもや舗装になった。
この辺はなかなか物騒で、藪のあたりにはツツガムシがいるらしい。長袖長ズボンを着用しろだの草地に腰を下ろすなだのといって看板が設置されていた。しかしツツガムシってあんた。
だいぶ陽も翳ってきたのでそろそろ川越に向かおうかと思っていたら近くの丘の上で何か白い花が咲いている。よく見るとカンザクラだった。さっそく丘を登り腰を下ろして途中で買った大福を食べる。高尾さくら公園というところのようだ。天気がよければ赤城山浅間山、遠くは富士山も見えるそうだが雲がかかっていて遠くまでは見えない。
その後は御成橋まで行って右岸に渡り吉見の桜並木を通って南下。こっちの方は土手の上の一本道なので走りやすいが日が落ちて暗くなったのでライトを点灯。太郎衛門橋のところで県道に出て川越に向かう。国道 254 沿いのスーパー銭湯で汗を流したら腹が減ったので時の鐘前の近長魚店で夕食。川越の街中は夜が早いので夕飯を食える店があまりないのだが、ここは他の店より遅くまでやっていてしかも美味しいので川越での夕食はたいていここに決めている。
ビールと海鮮丼、トビウオの刺身を注文。おととしだったか来たときは秋刀魚の刺身を食べたが今回はちょっと高かったので 600 円のトビウオの刺身にした。海鮮丼はちょっと寿司飯の味が均一でないようだったが乗っている刺身は大変に美味しい。トビウオも美味。今回は飲まなかったが日本酒も結構揃っているので腰を落ち着けて飲むにもいいだろうと思う。
本川越のぺぺで買い物をして西武新宿線輪行。駅からの帰り道雨がぱらぱらと降ってきて家に着いたとたんに本降りになった。あと 5 分帰りが遅かったらずぶぬれになるところだった。