親殺し・子殺し

民主と日教組を森元首相が批判

自民党森喜朗元首相は20日夕、名古屋市内で講演し、「国旗・国歌、道徳教育がいけないと思っている輩(やから)が教育界にいて、親を殺す、子供を殺すのが珍しくない世の中になった。そんな戦後教育の大きな過ちを認めていない日教組民主党の支持団体だ」と指摘、同党と日教組を強く批判した。

高度成長期以降殺人の認知件数は低下し続けているし、日教組の組織率も年々低下しているので、日教組のせいにするには無理がある。もしかして日教組の組織率が高い県ほど親殺し子殺しが多いとか?
おそらくそれもないよねぇ。少年による凶悪な殺人が近年多くなっている(これは誤り)ということを言いたいなら、「国旗国歌法と学習指導要領の改訂のせいで殺人が増えた」という論法も成り立つわけで。
別に国旗国歌がいけないとは思わないしある程度の道徳教育はあっていいと思うけど、政治家が誤った現状認識を持ってしまうと国民は誤った政策に従わざるを得なくなる。これは社会にとってとても不幸なことだ。