ラグビー: TOSHIBAスーパーカップ

JPN 23-16 ROM

前半の日本のボールポゼッションは2割も行かなかったんじゃないだろうか。とにかく自陣に張り付いて守りっぱなしで、なんとか持ちこたえているという状況だった。たまにマイボールになってもハンドリングエラーや反則でプレーが続かない。やっと前半の終了間際になってボールが動かせるようになってきた。
しかし後半に入ってルーマニアの足が止まってきたのを見て、勝てると思った。確かに大きくて重い相手ではあったが速さはないので何とか止められる。逆にラックから左右に素早く振り回せば日本の展開に持ってこれると読んだ。果たしてサインプレーからの速攻で大畑が強引にディフェンスを切り裂いてトライ。
後はPG、DGの応酬で一進一退、どうなるかと思ったが、終了間際に代わって入った五郎丸のカウンターから小野澤がライン際をぎりぎり走り抜け、大畑につないでトライ。トライの後ルーマニアの選手がみんなへたり込んでいたのが印象に残った。
課題だった最後の10分で突き放すことができたのは収穫だったが、ミスも多かった。ハンドリングのミスやキックのミスがなければもう少し楽に勝てたと思う。