2SC4793/2SA1837

寝る前にヘッドホンアンプをいじってみる。
前にうっかり若松で買ったペアの石がもう一つあったのを思い出し、ダイアモンドバッファの終段を 2SC3421 / 2SA1358 から同じ東芝の 2SC4793 / 2SA1837 に挿し替えてみた。足の配置が ECB ではなく BCE なので向きをちゃんと確認して取り替えたが、電源を入れると煙が立ち上っている。あわてて電源を切ってよく見たら片チャンネルに NPN が二つ、もう片方に PNP が二つ刺さっていた。なにやってんだか。
逆電圧がかかって石が死んだかと思ったが、念のため正しい位置に挿し直したら音が出ていたのでそのまま使うことにする。文字通り Burn-in だ。(笑)
やはり電源を入れる前によく確認しないとね。って前にもそんなことを書いた記憶が。
測定してみるとアイドリングが 17 mA 程度になっていたので、バイアスの定数はそのままで試聴してみる。C3421/A1358 のからっと乾いた見通しのよさみたいなものは減退するが、細かい音はよく出ている。音の厚みとか押し出し感はこっちのほうがいい。キャラクターとしては NEC の C2336 / A1006 のほうに近い…と思って聴いているうちに寝てしまった。起きたらアイドリングは 25mA くらいになっていたが、その程度なら特に問題はなさそう。