ヘッドホンアンプ弄り

単に寝ているのもつまらないのでヘッドホンで音楽を聴きながら横になっていた。ダイアモンドバッファの終段、2SC4793/2SA1837(東芝) と 2SC2336/2SA1006(NEC) を取っ替え引っ替えしながら聴いていたが、私の耳では残念ながらほとんど違いがわからない。C2336/A1006 はわずかに艶が乗って華やかな感じ、C4793/A1837 はわずかに抑制の利いた感じ、なのかなぁ。しかし本当にわずかな差であって甲乙つけがたいというのが現時点での結論。あえて言うなら C2336/A1006 はヴァイオリンが得意、エレキギターは C4793/A1837 のほうがいいかな。同じ東芝の石でもドライでモニター的な C3421/A1358 とは全く違う音になるのが面白いところ。
最近 2SC2336 とかで検索されてくる方が多いようだが、ヘッドホンアンプの終段としては C4793/A1837 もいいと思います。無理に廃品を探さなくてもこっちは現行品だし安い(私はうっかり若松で買ったのでボラれましたが)。手元に 2 ペアしかないので追試していませんが、定電圧電源の送り出しに使ってみてもいいんじゃないでしょうか。
三洋の C2911/A1209 も使ってみたが、今のバイアスの定数だとアイドリングが 4-5mA 前後で少々低い。音はちゃんと出ていたが、適当な抵抗が手元になかったので評価は保留。このときうっかり電源入れっぱなしのまま石を変えてしまった。危ない危ない。やっぱり熱がある状態で機械をいじっちゃいけないな。