入院

目が覚めたら案の定二日酔い。手早く着替えて必要なものを支度し、風呂に入って軽く朝飯を食ってバスで病院へ。手続きをして病棟に案内されると後はほとんどすることがない。箸を忘れたので売店に行き、ついでに文藝春秋新潮45 を買ってきて眺めたりしつつ酒が抜けるのを待つ。しかし病室の中が暑い。検温で熱を測ると 37.3 度もあるが明らかに部屋が暑いからだ。もしかすると酒が抜けていないせいもあるかもしれない。しきりにトイレに立ちつつお茶を飲む。
主治医がやってきて、手術は明日の午後の予定だったが朝イチになるという話。その後麻酔科の先生に呼ばれて麻酔の説明をされる。今回は腰椎からの下半身麻酔だが効かない場合は全身麻酔になるという話をされた。病室に戻ったのちシャワーを浴びる。朝に風呂に入ったためもう一度入る必要もないと思うが、体を冷やすにはちょうどよかったようで、次の検温の時には 36.8 度くらいには下がっていた。
時計がないので電話して Y に持ってきてもらうことにする。
しばらくすると夕食。鰹のたたきがあったのがうれしい。薬味がニンニクだともっといいんだが病院じゃそうもいかないだろう。後はワケギのぬた。ビールが欲しくなる献立だ。
食べ終わってボーっとしていると Y がやって来た。雨が降っていたがカッパを着て自転車で来たようだ。トイレに行って戻ってきたら人のベッドに上がりこんでわたしが買った先崎八段の著書を家から持ってきて読んでいる。わたしのベッドなんですけど…。
あとは TV を眺めたり本を読んだりして過ごす。