河口湖〜奈良田〜富士川〜沼津ツアー #1

せっかくの連休なので泊りがけで遠出することにする。
中央線で輪行したら途中からフロントバッグを提げて輪行のお仲間がやって来た。高尾から河口湖行き快速に乗ってでかい富士山を眺めつつ富士急線の芦池温泉前駅で降りて自転車を組み立てる。
ここから富士山を眺めると上の方の雪が太陽の光を反射してまぶしい。雪目になりそうだ。なんか富士山麓が燃えてるんだけれど、あれは野焼きなのか山火事なのか。
やや風が冷たいようだが良く晴れていて気持ちがいい。富士急ハイランドを横目に見ながら河口湖へ降りる。途中足湯につかったりしつつ北岸を西へ。
冨士五湖マラソンがあるらしくランナーが結構走っている。歩いている人も多い。100km 以上も良く走れるもんだ。自転車でも 100km 乗ると結構疲れるんだけれど、それを自分の足だけでだからすごいね。
富士山を左手に見つつ河口湖を抜け西湖へ。小径車の夫婦を追い抜き根場浜でおにぎりを食べているとさっき追い抜いた夫婦が追いついてきた。奥さんは結構へばっている様子で、旦那が出発しようとすると「早い!」と言ってまだ休もうとする。まあ頑張ってください。
青木ヶ原樹海から精進湖への道はなかなか走りやすい。本栖湖へ抜けて逆さ富士スポットで休憩。風があるので逆さ富士は見えなかったが富士山自体がすごいスケールで迫ってくる感じ。中央線で一緒になったお仲間が下からやって来たので手を振ってあいさつする。本栖湖を一周して戻るらしい。
ぼくらはさらにここから R300 を波高島まで 25km 以上下ることになる。テクニカルなコーナーをひたすら下り、下部の道の駅でソフトクリームを食べて休憩。サングラスを外すと新緑が目に痛いほどまぶしい。さらに川沿いを下って富士川に出た。ここからは南アルプス街道を早川町に向かってのずっと登りになる。
最初はそれほどでもなかったが西風が強く完全に向かい風。道が北に曲がってくることには次第に傾斜がきつくなってくる。富士川からの平均斜度は 2% もないはずだが、7〜8% ほどの坂はところどころに出てくる。ところどころで桐の花が咲いているのを見つつひたすら登る。
4 時過ぎに今日泊まる予定の「ヘルシー美里」の前を通過。時間がないので奈良田の温泉に浸かるのは無理そうだが、とりあえず上まで登ってみようということでさらに登る。6 時には戻ってこないといけないので 15km ほど気合を入れて登る。ところどころにヤマザクラを見つつ崖が迫る狭い川岸の道を登っていくと 1 時間ちょっとで奈良田の里へ出た。以前来たことがある Y に案内されてちょっとその辺を歩き回る。ちょうど新緑の時期で木々が萌え始めているが、秋の紅葉もきっといいだろうね。
自販機のコーヒーで体を温めて、元来た道を引き返す。今度は下りなので楽だ。30 分ほどで下りきり宿に到着。ぴったり 6 時。食事の時間だったが先に風呂に入れさせてもらってからご飯を食べる。まああんなもんですかね。
洗濯機を借りて洗濯している合間に夜空を見ると飛行機が結構飛んでいる。この辺は飛行ルートにかかっているらしい。さらに見ていると極軌道の人工衛星が南から北へ。-1 等星くらいの明るさで飛んでいたが、しかしあっという間に光度が落ちて見えなくなってしまった。太陽の光が届かなくなったらしい。
洗濯物を乾して部屋に戻り寝る。下り基調とはいえ後半の登り 30km はさすがに疲れた。