AD8610 on DAC1794D-N

寝る前に少しだけ DAC いじり。
組み上げたもののいまひとつ解像度の足りない感じだった DAC1794D-N だが、思いついて差動合成/LPF 用のオペアンプを LT1028 から AD8610 に変えてみた。お、これはいい感じ。I/V は OPA627 のままだが前みたいにロックをかけてもキンキンする感じはない。これまでは LT1028 に引っ張られていたということか。
これまで正直 PCM63 の DAC63S に負けていた感じがあるけれど、やっと PCM1794 の実力が垣間見えたという気がする。これで電源系をいじったらまた大分変わるんだろうね。
しかしそれにしても DACオペアンプに求められる条件って何なんだろう。I/V は高速性が重要(帯域とスルーレートとセトリングタイム)と理解しているが、差動合成と LPF ではどうなんですかね。PCM1794 のデータシートには入力ノイズが低いから LT1028 がお薦めと書いてあるが、聴感と特性はここでもやっぱり別物という話か。特性上は LT1028 が上回っている点が多いんだが。
AD8610 の問題は±15V で使えないことで、そこがちょっと厳しいな。