オペアンプ設計の要諦をつかむ

検索していたらナショセミのエンジニアの方が書かれた記事を見つけた。オペアンプ回路ではなくオペアンプ自体を設計するときのポイントが何点か挙げられているが、ぼくらアマチュアディスクリートのアンプを設計するときにも参考になるかもしれない。
差動入力の定電流源のところにはわずかに正の温度係数を持たせると位相補償の面で安定性が増すとか、シミュレーションでは一番ノイズに影響するのは初段の入力トランジスタの部分だとか説明してある。簡易オペアンプテスターなんてのも紹介されている。抵抗とスイッチを組み合わせた簡単な回路でオペアンプの DC パラメータが計れるらしい。
出力段に関してはエミッタフォロワ一段のものよりはダイアモンドバッファの方が負荷への強さの面でもリニアリティの面でもいいと言う話。もっともこれはオペアンプだからこその話だろう。