LME49713

取り寄せていた LME49713 が到着していた。ナショセミの電流帰還オペアンプだ。SOP-DIP 変換基板に乗っけて現用 DAC の DAC1794D-N で試してみようと思う。
現用機から LME49710 を外し、I/V 段に投入。異常な電圧は出ていなさそうなので聴いてみる。
…音は出ているものの、さーっというホワイトノイズの向こうで矢野顕子がふてくされた感じで歌っている。どうも使えそうにないな。まあ、単に置き換えたけではダメだったというだけの話なので、ちゃんと定数を吟味すれば大丈夫なのかもしれない。
PCM1794 の I/V に使えるオペアンプはけっこう条件が厳しいようで、以前試したところでは LM7171 や AD811 はオフセットが乗ったり発振したりしてダメだった。LM6181 は今回と同様ホワイトノイズが乗る。OPA134 は解像度に欠ける。LM6361 は生気に欠ける音。LT1028 は深みはあるが僅かに歪っぽく聞こえる。OPA627 は透明感はあるが高域がきつすぎる。というようなことで、わたしの好みで一番よかったのが LME49710 だ。ちょっと低域が締まりすぎている感じはあるけれど、躍動感があって鮮度の高い音がする。
藤原さんの DAC1794D-3.5 を使って金田式というのはそのうちトライしてみたいところ。